to tell the truth, I love you

よろず春夏冬中/長野まゆみ

長野さんの文章ってきれいだし、読む前と読み始めとかはすげー気持ちいいのになぜか途中からあーもうｗってなります（笑）それに加えてこれはいい加減ほもばっかなのをどうにかしてくれと思いました＾＾つーか最後までほもしかなくて、そういう本だったのか…！と気づいた。ほも要素多めのファンタジーだと思ってたので若干は男女もあるかと思ってたのに！いいけど。ほもほも言ってるのもアレなんで、以下気に入ったものを～

「希いはひとつ」
オチにやられたー。なるほど、最後の願いがそれか…切ない。短編１こ目としては非常にいい掴みだった。
「雨師」
萌えるんだか萌えないんだかいまいち判断のつかなかった市村兄弟と雨師の男と「あめふらし」への期待をこめて。なんかこの「雨」とか「傘」とかいうアイテムがいいなーと思いました。
「空耳」
これは…モエタ…！！！良かった本当に良かった。絵はちゃっかりここの同級生です。耳栓させて告白とか新しすぎるよ。その発想はなかった。これは告られたほうに全くその気がなかったほうが切ない青春の１ページとしてわたしとしては大いに萌えたんですけどそのへんは長野さんクオリティということでｗ「…なんだって？」と訊かれたあとの友人の返しが可愛くて好き。

あれ？特に気に入ったものを選んだらこんな少数精鋭になってしまった＼(＾o＾)／これ１４編入ってます。「タビノソラ」もなんだかんだで良かったよ。夢の売り買いっていうネタが面白かったな。「待ちきれない」は個人的に先生がアウトだｗ「アパートの鍵」は良いんだけどいま考えてもなんか良く分からない。結局関矢は人をからかうのが好きなただの隣人？途中で関矢の若い頃の幽霊ではないだろうかと思ったんですが…違うんだろうな。それはそれで萌えるのに！そしていまちょっと読み返したんですがやっぱり分からん。「雨過天晴」も好きなんですよ！やっぱり解釈がめんどうなだけで！（笑）「ウリバタケ」「獅子座生まれ」はまさかの続きものでテンションが上がったんですが内容はええええ？えー！？という感じでしたｗいいじゃん主人公は東雲とヨリを戻しなよｗ「ウリバタケ」のほうは特にふわふわし過ぎててよくわからん。
まあ…これを読んでわたしは長野さんの実は死んでましたネタが好きなことがわかったよ。実は人外でしたネタもね！ひとつひとつ短くて手頃なので、良くわからなかったものとか気に入ったものは何回でも読めるところがいいですね。とりあえずあめふらしを読んでみたい。あと長野さんで気になってるのはメルカトルとか新世界とかあの辺かな…。