〇前口上
この時点からもうCUTの本気度がすごかった。もはや文学ですよね?この前口上
安田季那子さんのヒプマイの「音楽原作」に対する解釈すごすぎる。私の言う「ヒプマイは音楽原作だからそこが好き!」なんて言葉、もうホント浅はかじゃん。
ヒプマイはキャラクターの自己主張を原作と謳い、そして“私たちは『事実』以上に彼らの『思想』を受け止めて、信じて、ついていく必要がある”
なるほど…。なるほど!!!!
“キャラの思想・哲学が原作”ってすごいよ。それって生身の人間としてキャラクターと関われってことでしょ…それはすごく難しいよ!
三次元のルールを音楽を媒体にして二次元コンテンツにぶち込んだんだ。革命だよ。
ヒプマイは多分ものすごくポジティブな意味で、キャラクターを描く気がないんだ。
正解がなくて分かりにくくて本気で自分の全てをかけて向き合わなければならない“生身の人間”として18人を描いてるんだ。
だからヒプマイのキャラクターはこんなに生々しいんだと思った。
安田季那子のせいでこの前口上を読んでからしばらく放心したし、ポエマーになった。
ありがとう安田季那子さん…
〇ブクハマ記事
・昴さんと浅沼さんのインタビュー
私が一左馬の女だからかもしれないんだけど、この二人のインタビュー、すごいいい意味で真逆だなって思いました。
まず浅沼さんがキャラクターラップを邪道だって感じていることに対して、昴さんは「キャラクターラップだからこそフェイクがない」って言ってるのめちゃくちゃ面白くない!?
たぶん両方正解なんだろうな…めちゃくちゃ考えながら左馬刻になってる浅沼さん(思考型)と、曲に乗っかってすぐにキャラクターの気持ちになれる昴さん(感覚型)って感じ。
あとインタビュー全体を通してみても、ラップ楽し~!って言ってる昴さんと左馬刻を演じるの楽し~!って言ってる浅沼さんでホント二人らしくてにこにこしました。
浅沼インタビューでおおっと思ったのは「ほかのディビジョンからバトンを渡されたときにどれだけ空気をガラリと変えられるか」です。
むしろ既に出来ているとかいうか、ヒプ曲で一番好きなのがARBの一郎バースから左馬刻バースへの切り替わりの「空気変わった」感なので、浅沼さん本人もそう心がけてやってくれてるのが本当に嬉し~~~となりました。
あ、あと左馬刻の解釈があまりにもあまりにも良くて「オタクのツイート全部遡った?」って思いました。
不器用…脆い…ヘビースモーカーらしい息遣い…どこか世の中に嫌気がさしたようなアンニュイさ…ウッ
・キャストアンケート
昴さんのQ2への回答がつらくもあり愛おしくもあり…。こんなふうに言えるようになった昴さん、もう完全に吹っ切れたんだなと改めて思いました。最強じゃん。
あと天﨑さんの回答、「キャラクター感を強く意識しすぎるとラップとしてかっこよくならなかったり、正しいテクニックでラップが出来なくなったりする」がめちゃくちゃストイックで驚いてしまった。
その塩梅、天﨑さんは既に完璧に掴んでいませんか…?分かっててもなかなかできるものじゃないよ。
あと私はヒプノシスマイクは声優プロジェクトであるので「正しいテクニック」っていうのは十分条件であっても必要条件ではないんだろうな~と思っているので、天﨑さんの回答に対しては「ブクロ…本気!怖!」って感じです。
駒田さんのQ3、愛しかない…。銃兎だけじゃなくヒプノシスマイクのキャラって「みんなで作った」感があって本当に愛おしいんだよな~。これは前口上の話とも被ります。一緒に成長していく人間の生々しさがある。
・ヨコハマ勝手にベストリリック集
田中大さん大天才~!解釈大一致!と思って大喜びしました。
田中さん、絶対に銃兎に対して汚職警官萌えしていると思います。
ラップスタイルが公務員っぽいの分か…分かる…。はっきりした声でとんでもないこというの本当いいよね…。
シノギのリリック解説はここに全部書き写したいくらい解釈が一致。
“頻繁に衝突しつつもなぜか良いチームワークが生まれている”“遵法意識の欠片もないフレーズを、左馬刻でなく一応現役警官である銃兎がラップしてしまう”ああ~~~分かる;;;;
なんというかハマは、個々の内側の柔い部分とか夢とか熱い部分は本当にチラ見せしてもらうくらいがいいな…と思いました。9割ワルでいて欲しい…
サ上さんのインタビューも面白かったです。相変わらず左馬刻のこと実在するていで喋ってくれる。