ちゃんと今日も目が覚めたのは 君と笑うためなんだよ
おっ
面白かったー!
思わずかいてしまったのは本多氏の「ここじゃない場所」。以下ぐだぐだ。感想の長さ取り上げ方に他意はあんまり…ないはず。
ここじゃない場所/本多孝好
本多さん初。ちらちら書店で名前見たりはしてたんですけど。最初は「私」で書かれる女の子に違和感があったりしたんですけど、その女の子が砕けた口調になっていくにつれて好感度も上がりました。リナちゃん可愛いよリナちゃん。いままでの話が(伊坂除く)みんななんだかんだで地に足の着いたものだったのでまさかトリにきて超能力モノはないだろう!と思っていたところにこれ。やられたー。でもリナちゃんが秋山くんを追っかけ回してるあたりからこれ本当に能力モノだったらいいな…と期待し続けていたので、その通りになって大喜びでしたけどね!それにしても秋山くんかっこよすぎです。しかも一人称が「僕」だしいちいち紳士なのにたまに怖いし。これは…萌えざるを得ない。一番好きなのはやっぱりリナちゃんが紅茶ぶっかけるシーン。あえて避けない秋山くん。「大嫌いだ」の応酬がただの告白のし合いにしか見えなかったんですけどちょう萌えた!このシーンをかくにあたって、秋山くんは茶髪無造作ヘアのイケメンテンプレみたいにする気満々だったのに、読み返して「坊主…だと…」って感じでちょっと冷静になりました。読後は本当に興奮して「これ続編あるでしょ!あるよねもちろん!」と思って検索かけたら本当にあるみたいでびっくりしました(笑)でもそっちは秋山くんサイドが主人公になるみたいだ。こーいうのは本作みたいに一般人からみたちょっとズレたひとたちっていうスタンスで書くから面白いんであって、超能力者集団のアクションものみたいにしちゃうと陳腐になってしまう気もするんだよなあ…。すごく楽しみだけどね!目がいい例の少年に期待^^^
あ、ぜんっぜん関係ないですけどこの二人を見ていてハルヒとキョンを思い出しました。ちなみにわたしはハルヒ見たことありません。
首折り男の周辺/伊坂幸太郎
実はstorysellerを読んだ一番の目的。漫画waltzから(笑)漫画読んでないと分からない話で申し訳ないんですけども、苺原くんはどうやら中島くんと小笠原くんの合体だったんですねー。しかしグラスホッパーとか読んでこれを読むと伊坂=殺し屋のイメージがついてしまって如何なものかw実際この2作くらいにしか殺し屋出てませんよね…?なのでこれも首折り男が存分に活躍するのかなーと思ってたから、読み終わって「え!?えええ?終わり!?」みたいな感じでした(笑)すっごい騙された感じ。ていうかこの話オチてない!オチてないよね?みたいな。何が何だかわからないながらもなんか面白かったです。中島くんが成長してくれてなにより。全ての作家と比べてみてもやっぱり伊坂さんの文章が一番好きだなーって思いました。ありふれた表現だけど「透明感がある」感じ。
333のテッペン
これは、開始10ページくらいで佐藤友哉の何たるかを知った気がしました(笑)以前友哉持ってるよというひとに貸して!と言ったら「女の子にはちょっと読ませたくないかな…」って断られた理由がわかりました^^趣味が悪いっていうのもあるけど主人公の暴力願望おかしいだろこれw他もこんな感じなのか?最初は主人公が犯人なのかと思って読み進めてましたよ。うーんどうしようかな…気になったところが多すぎて指摘仕切れないけどしたい。もう最初から「何かを考えようということを考えようとしたが、」やら「あっさりしたものだなと思った。具体的に何があっさりなのかは解らなかったが、とにかくそう思った。」やら、「ブエノスアイレスか、インヴァネスか、あるいは大洲市かもしれない見知らぬ土地で女を殺している夢をみているのだが、」やら、これはまるひとははまるんだろうなあ…!かくいうわたしももう少し前に読んでいたらはまってたんじゃないかと思うから怖い。いや怖くないけど。ていうかオチはこれ…こないだわたしがいった真実の裏に真の真実が!ってやつじゃないの^^しかも明言されてないのでわかんないっていう。伏線とか探せばあるんだろうか勘のいいひとは分かるようにできてるんだろうか。めんどくさいので検討してない。ということでとりあえず誰かフリッカー式を貸してくれ。
有川さんのストーリー・セラーは、ちゃっかり表題作もらいやがってこのやろと思って読んでました。「面白かった!」って言って彼女抱きしめるあたりで恥ずかしすぎて思わず本閉じました。それでひとしきりベッドを転がったあと気を取り直して最後まで読んで号泣しました。こんなに本読んで泣いたのは実は久しぶりだったりするかもしれない。でも文章はやっぱりラノベ出身だなーっていう感じでした。あと「すき」の連打で感動を表わして欲しくなかったなあ。もっとこうさ…!彼女の手紙は本当に良かったのに。それとさり気なく「彼」「彼女」表記ですね。地の文がずっと代名詞ってそういえばわたし好きなんだよなって思い出しました。
近藤さんも普通に面白かったです。「俺をツール・ド・フランスに連れてけ」で、どこの甲子園漫画かい!と突っ込んだのは置いといて。道尾さんはこのミス1位になったアレですっかり敬遠してしまっていたんですが、結構面白く読めました。読者騙すのうまいなあ。そういう時間軸ね!米澤さんのは大正とかそれくらいの時代だったのかな。なんていうか、文章から漂ってくる雰囲気が現代っぽいのでその中で大きい屋敷とか独房とか出てきてすごくアンバランスだなあって思ってました。わ、わたしだけ…?主人公は五十鈴のこと好きすぎだよね!米澤さんは…中途半端にペダンチックっぽいのがどうしても好きになれないんだけど、最後の一文で思わず鳥肌が立ってちょっと悔しかった。これが女の子と女の子だったからかもしれないけど、米澤さんってなんか恩田さんと似てるんじゃないかなあ。
だんだん感想が短くなっていくのは疲れたからです。でもStory Sellerは疲れることなく楽しく読めました。いろんな作家さんを試せるのはすごく良い。本多さんの他の作品も読んでみたくなりました。近藤さんのデビュー作も気になるところ。
面白かったー!
思わずかいてしまったのは本多氏の「ここじゃない場所」。以下ぐだぐだ。感想の長さ取り上げ方に他意はあんまり…ないはず。
ここじゃない場所/本多孝好
本多さん初。ちらちら書店で名前見たりはしてたんですけど。最初は「私」で書かれる女の子に違和感があったりしたんですけど、その女の子が砕けた口調になっていくにつれて好感度も上がりました。リナちゃん可愛いよリナちゃん。いままでの話が(伊坂除く)みんななんだかんだで地に足の着いたものだったのでまさかトリにきて超能力モノはないだろう!と思っていたところにこれ。やられたー。でもリナちゃんが秋山くんを追っかけ回してるあたりからこれ本当に能力モノだったらいいな…と期待し続けていたので、その通りになって大喜びでしたけどね!それにしても秋山くんかっこよすぎです。しかも一人称が「僕」だしいちいち紳士なのにたまに怖いし。これは…萌えざるを得ない。一番好きなのはやっぱりリナちゃんが紅茶ぶっかけるシーン。あえて避けない秋山くん。「大嫌いだ」の応酬がただの告白のし合いにしか見えなかったんですけどちょう萌えた!このシーンをかくにあたって、秋山くんは茶髪無造作ヘアのイケメンテンプレみたいにする気満々だったのに、読み返して「坊主…だと…」って感じでちょっと冷静になりました。読後は本当に興奮して「これ続編あるでしょ!あるよねもちろん!」と思って検索かけたら本当にあるみたいでびっくりしました(笑)でもそっちは秋山くんサイドが主人公になるみたいだ。こーいうのは本作みたいに一般人からみたちょっとズレたひとたちっていうスタンスで書くから面白いんであって、超能力者集団のアクションものみたいにしちゃうと陳腐になってしまう気もするんだよなあ…。すごく楽しみだけどね!目がいい例の少年に期待^^^
あ、ぜんっぜん関係ないですけどこの二人を見ていてハルヒとキョンを思い出しました。ちなみにわたしはハルヒ見たことありません。
首折り男の周辺/伊坂幸太郎
実はstorysellerを読んだ一番の目的。漫画waltzから(笑)漫画読んでないと分からない話で申し訳ないんですけども、苺原くんはどうやら中島くんと小笠原くんの合体だったんですねー。しかしグラスホッパーとか読んでこれを読むと伊坂=殺し屋のイメージがついてしまって如何なものかw実際この2作くらいにしか殺し屋出てませんよね…?なのでこれも首折り男が存分に活躍するのかなーと思ってたから、読み終わって「え!?えええ?終わり!?」みたいな感じでした(笑)すっごい騙された感じ。ていうかこの話オチてない!オチてないよね?みたいな。何が何だかわからないながらもなんか面白かったです。中島くんが成長してくれてなにより。全ての作家と比べてみてもやっぱり伊坂さんの文章が一番好きだなーって思いました。ありふれた表現だけど「透明感がある」感じ。
333のテッペン
これは、開始10ページくらいで佐藤友哉の何たるかを知った気がしました(笑)以前友哉持ってるよというひとに貸して!と言ったら「女の子にはちょっと読ませたくないかな…」って断られた理由がわかりました^^趣味が悪いっていうのもあるけど主人公の暴力願望おかしいだろこれw他もこんな感じなのか?最初は主人公が犯人なのかと思って読み進めてましたよ。うーんどうしようかな…気になったところが多すぎて指摘仕切れないけどしたい。もう最初から「何かを考えようということを考えようとしたが、」やら「あっさりしたものだなと思った。具体的に何があっさりなのかは解らなかったが、とにかくそう思った。」やら、「ブエノスアイレスか、インヴァネスか、あるいは大洲市かもしれない見知らぬ土地で女を殺している夢をみているのだが、」やら、これはまるひとははまるんだろうなあ…!かくいうわたしももう少し前に読んでいたらはまってたんじゃないかと思うから怖い。いや怖くないけど。ていうかオチはこれ…こないだわたしがいった真実の裏に真の真実が!ってやつじゃないの^^しかも明言されてないのでわかんないっていう。伏線とか探せばあるんだろうか勘のいいひとは分かるようにできてるんだろうか。めんどくさいので検討してない。ということでとりあえず誰かフリッカー式を貸してくれ。
有川さんのストーリー・セラーは、ちゃっかり表題作もらいやがってこのやろと思って読んでました。「面白かった!」って言って彼女抱きしめるあたりで恥ずかしすぎて思わず本閉じました。それでひとしきりベッドを転がったあと気を取り直して最後まで読んで号泣しました。こんなに本読んで泣いたのは実は久しぶりだったりするかもしれない。でも文章はやっぱりラノベ出身だなーっていう感じでした。あと「すき」の連打で感動を表わして欲しくなかったなあ。もっとこうさ…!彼女の手紙は本当に良かったのに。それとさり気なく「彼」「彼女」表記ですね。地の文がずっと代名詞ってそういえばわたし好きなんだよなって思い出しました。
近藤さんも普通に面白かったです。「俺をツール・ド・フランスに連れてけ」で、どこの甲子園漫画かい!と突っ込んだのは置いといて。道尾さんはこのミス1位になったアレですっかり敬遠してしまっていたんですが、結構面白く読めました。読者騙すのうまいなあ。そういう時間軸ね!米澤さんのは大正とかそれくらいの時代だったのかな。なんていうか、文章から漂ってくる雰囲気が現代っぽいのでその中で大きい屋敷とか独房とか出てきてすごくアンバランスだなあって思ってました。わ、わたしだけ…?主人公は五十鈴のこと好きすぎだよね!米澤さんは…中途半端にペダンチックっぽいのがどうしても好きになれないんだけど、最後の一文で思わず鳥肌が立ってちょっと悔しかった。これが女の子と女の子だったからかもしれないけど、米澤さんってなんか恩田さんと似てるんじゃないかなあ。
だんだん感想が短くなっていくのは疲れたからです。でもStory Sellerは疲れることなく楽しく読めました。いろんな作家さんを試せるのはすごく良い。本多さんの他の作品も読んでみたくなりました。近藤さんのデビュー作も気になるところ。
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