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ちゃんと今日も目が覚めたのは 君と笑うためなんだよ
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殺人方程式/綾辻行人

初めての綾辻がコレですよ。わたし何考えてたんだっけ…とか思いもしたけどとりあえず明日香井。
多分読もうと思ったのはミステリサイトさまが響くんを紹介していて、明日香井・・・だと・・・と、奇天烈な名前にまたもや惹かれたからです。しかもなんか双子じゃないですか!ktkr!というわけで途中でいきなり双子の兄貴が出てきてもそれは予定内だったんですが、響くんが弟に成りすまして捜査をし始めたときは「ちょっと待て…!!!」と思いました。その展開を全く予想できなかった自分が今となっては不思議なくらいだ。そしてこれはもうホントに…響が叶を「カナウ」と呼ぶところに最大のポイントがあるんでしょ?もーーちょう萌えるよ。でも叶のほうはあくまでも「兄貴」なんだね!
首とか腕とか切断とか内容のほうはどこまでも血なまぐさかったです。わたしが普段読む長編ミステリとは違って、最初から事件が起こってて紙幅のほとんどが捜査&推理に費やされていたからかな。あ、いま気付いたけど確かにわたしこのタイプの長編ミステリ読むの初めてだな。(「このタイプ」が具体的にどんなタイプなんだよという突っ込みはあるけど)短編はだいたいこんな感じだけどね。解決編の物理講座は…、だいたいわかってればいいと思う^^ 内容とは関係ないけど、この作品だけなのか綾辻さんの作風なのか濁点多用が気になりました。や、ていうか基本的に濁点好きなので読みながらテンション上がったんですけどね!濁点があるだけでそこの雰囲気が変わってきたり、濁点の位置が絶妙だったりすると感動します。最近でうおお!ってなったのは鉄鼠の「ぼくだ」。
それと乾さんの解説で目からうろこでした。あーー!って思ったあとうおおぉって切なくなりました。すげーそんな小説の構造の妙には気付けなかったよ。この読解力のなさは人生損してる。とりあえず明日香井兄弟のその後が気になりつつ次の綾辻は十角館かな。でも尾関警部補を見てたら坂下に会いたくなりました。

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