to tell the truth, I love you

白昼堂々/長野まゆみ

読みました。長野さんは高２のときに少年アリスを読んだ以来ですー。文章がすっごく特殊でなんか読みにくかった記憶があったんですが白昼堂々はそんなことありませんでした。さくさく読めました。やっぱり「ぢゃ」が長野さんですね。アリス読んだ当時はこの表記がたまらなく好きだった気がします＾＾今は…別に←
ていうか、主人公が女の子と間違われてキスされてしまうっていうのは知ってたんですが、そこからあれ！？恋が生まれちゃった！どうしよう男なのに！じゃなかったことにたまげました。凛一くん「そっち」だったか。しかも相当遊んでないこれ？そういうことだよね？ｗ１４歳の恐ろしさを知ったよ。あと最初のあたりをよく考えてみても凛一くんが氷川に惚れた瞬間がわからない。この子どこで惚れたのよ？（笑）最初の方割と氷川は凛一につらくあたってることを考えると、凛一はどMだと言わざるを得ないよねこれ。千尋さんは登場こそ胡散臭かったもののだんだん好きになってきました。姉の婚約者に惚れてたわけでしょ？切ないよ…！後半の省子と凛一のシーンでもえ死にそうになりました。ちょっとなに！？お前らがくっつけばいいんだよ…！ていうかいま気付いたんだけどショウコの省って省略の「省」…？いやいや考えないようにしとこう。もちろん4部まで全部読みますが、きっと最後までくっつかないんだろうな。むしろくっつかない算段の方が大きいんじゃ。すごく萌えるんですけど氷川と凛一の恋の行方にいらいらすること請け合いです。氷川は残酷でしょうこれ！応えられないのになぜ凛一の傍にいるんだという。
そして長野さんの文章ですごく懐かしい気持ちになれました。なんていうかこう…中高の課題とか模試で出されそうな雰囲気ですよね。純文学って感じ。最後の、千尋と凛一が泣くシーンは全力できゅううん！となりました。すごくいいよ…！！