ちゃんと今日も目が覚めたのは 君と笑うためなんだよ
神様がくれた指/佐藤多佳子
スリ師の辻くんを占い師の昼間くんが拾ってきたよという話です。途中、そんなわけはないと思いながらこれは作者の陰謀で、昼間は女装なんではなくて本当に女なんじゃないのかと疑いました。それくらい昼間は辻くんのことが好きすぎると思います!前にも書きましたが第一章いっぱいまで二人が同居するかしないかもめるんですが、「ツルは嫁にきたんだっけ」と照れくさそうに居候を決意する辻をみて、おかしいだろ…!!!と激しくもんどりうちました。さて本題ですけど、永井さんは結構早くから出ていたのに、それと辻の事件とを結びつけられずにいたわたしは、なかなか話が見えてこないなーと的外れなことを思っていました^^それにしても、ラノベから出張してきたようなキャラクターのハルは一体どうするべき?ずっと昼間萌えで読み進んでいたわたしは中盤から一気にハル萌えに移行したよ。ヤスに殴られてもへらへらしながらついてきたという出会いのエピソードに…なんだ!?成田的な臭いを感じた。あ、このハル一味はどこからでもおいしくいただけるところがとても魅力的だと思います。永井少女とハルは典型的な内気少女とカリスマ不良カップルだし、ヤスは確実にハルに惚れてるし、ハルは神だし(笑)文庫版のあらすじに出てくる「若者たち」っていうのは主人公二人じゃなくてこいつらだったのかしら。それともみんなひっくるめて?そうそう、辻に後ろから抱きついた咲ちゃんには非常にきゅんきゅんさせてもらいましたが、咲ちゃんはヒロインなのにあんまりキャラ立ってなかったよね…。ある意味では一番ぶっ飛んでたけども。やっぱり最後はそこ来ちゃらめえええって思いました^^
っていうか、昼間…!昼間…っ!!考えれば考えるほど彼はおかしいと思うんですが、せっかくなので突っ込みドコロをいくつかあげてみようと思って7つほど上げてみたんですがたいがい冗談じゃ済まなくなりそうだったのでやめました。けれども、辻と日常を共有しているのが咲でなくて自分であることに「理不尽なような」「幸せなような、複雑なとりとめのない感慨」を抱いた云々…というくだりは、ふおおおってなって悶えたあとに冷静になって、ああなんか上手だなぁって思いました。うまく言えないけれども。ここの昼間の感慨は妙にすんなり落ちるんですよね。それと昼間の何が萌えるって、辻の周りの連中がやたら彼を気にして「辻の同居人」「恋人じゃないの?(永井少女)」等々と突っ込んでくるところ(笑)ていうか永井少女は爆弾を落としすぎですってば。「あの人が、あなたのことを、すごく、いい感じでしゃべるから」って、一体何事かと思ったよ!!!ナチュラルすぎて余計ダメージがでかいんだよ!こういうことするからわたしの理性が飛ぶんだよ!!これだけものすごいのにあんまり取りざたされてないように思うのは話の作り方にわざとらしさがないからですかね。咲ちゃんもなんだかんだでちゃんとヒロインやってるし。
そういえば昼間のギャンブル好きは最初に辻の親父の話とともに出てきたりして以来全く音沙汰なかったですね。自粛してたにしても。それと余談…なんですが辻と昼間が咲ちゃんとか結婚とかお前頼むよとか言いあいしてるシーンで、あーなんだっけこういうの…ああそうだホモソーシャルだって思いました。思っただけ。微妙に違うかもしれないし、だいたいそういう意図を持った場面ではなかったんだけれどでもそりゃないだろ!と^^^
さて、佐藤さんの著作といえばサマータイム、黄色い目の魚、一瞬の風・・・、そこにこれっておかしくないか!?(笑)てっきり彼女は純文学、青春小説だと思っていたのに、これはもうおもくそエンタメ…?これだけが異色なのか他を読んでないわたしが知らないだけで毎回こんな感じなのか。でもリズムがあってコミカルな文章がすごく好きでした。他も読んでみたいなー。
スリ師の辻くんを占い師の昼間くんが拾ってきたよという話です。途中、そんなわけはないと思いながらこれは作者の陰謀で、昼間は女装なんではなくて本当に女なんじゃないのかと疑いました。それくらい昼間は辻くんのことが好きすぎると思います!前にも書きましたが第一章いっぱいまで二人が同居するかしないかもめるんですが、「ツルは嫁にきたんだっけ」と照れくさそうに居候を決意する辻をみて、おかしいだろ…!!!と激しくもんどりうちました。さて本題ですけど、永井さんは結構早くから出ていたのに、それと辻の事件とを結びつけられずにいたわたしは、なかなか話が見えてこないなーと的外れなことを思っていました^^それにしても、ラノベから出張してきたようなキャラクターのハルは一体どうするべき?ずっと昼間萌えで読み進んでいたわたしは中盤から一気にハル萌えに移行したよ。ヤスに殴られてもへらへらしながらついてきたという出会いのエピソードに…なんだ!?成田的な臭いを感じた。あ、このハル一味はどこからでもおいしくいただけるところがとても魅力的だと思います。永井少女とハルは典型的な内気少女とカリスマ不良カップルだし、ヤスは確実にハルに惚れてるし、ハルは神だし(笑)文庫版のあらすじに出てくる「若者たち」っていうのは主人公二人じゃなくてこいつらだったのかしら。それともみんなひっくるめて?そうそう、辻に後ろから抱きついた咲ちゃんには非常にきゅんきゅんさせてもらいましたが、咲ちゃんはヒロインなのにあんまりキャラ立ってなかったよね…。ある意味では一番ぶっ飛んでたけども。やっぱり最後はそこ来ちゃらめえええって思いました^^
っていうか、昼間…!昼間…っ!!考えれば考えるほど彼はおかしいと思うんですが、せっかくなので突っ込みドコロをいくつかあげてみようと思って7つほど上げてみたんですがたいがい冗談じゃ済まなくなりそうだったのでやめました。けれども、辻と日常を共有しているのが咲でなくて自分であることに「理不尽なような」「幸せなような、複雑なとりとめのない感慨」を抱いた云々…というくだりは、ふおおおってなって悶えたあとに冷静になって、ああなんか上手だなぁって思いました。うまく言えないけれども。ここの昼間の感慨は妙にすんなり落ちるんですよね。それと昼間の何が萌えるって、辻の周りの連中がやたら彼を気にして「辻の同居人」「恋人じゃないの?(永井少女)」等々と突っ込んでくるところ(笑)ていうか永井少女は爆弾を落としすぎですってば。「あの人が、あなたのことを、すごく、いい感じでしゃべるから」って、一体何事かと思ったよ!!!ナチュラルすぎて余計ダメージがでかいんだよ!こういうことするからわたしの理性が飛ぶんだよ!!これだけものすごいのにあんまり取りざたされてないように思うのは話の作り方にわざとらしさがないからですかね。咲ちゃんもなんだかんだでちゃんとヒロインやってるし。
そういえば昼間のギャンブル好きは最初に辻の親父の話とともに出てきたりして以来全く音沙汰なかったですね。自粛してたにしても。それと余談…なんですが辻と昼間が咲ちゃんとか結婚とかお前頼むよとか言いあいしてるシーンで、あーなんだっけこういうの…ああそうだホモソーシャルだって思いました。思っただけ。微妙に違うかもしれないし、だいたいそういう意図を持った場面ではなかったんだけれどでもそりゃないだろ!と^^^
さて、佐藤さんの著作といえばサマータイム、黄色い目の魚、一瞬の風・・・、そこにこれっておかしくないか!?(笑)てっきり彼女は純文学、青春小説だと思っていたのに、これはもうおもくそエンタメ…?これだけが異色なのか他を読んでないわたしが知らないだけで毎回こんな感じなのか。でもリズムがあってコミカルな文章がすごく好きでした。他も読んでみたいなー。
PR
この記事にコメントする