ちゃんと今日も目が覚めたのは 君と笑うためなんだよ
すみれです。いま誘魔読んでますー。革命シリーズもとうとうここまで…。これ読み終わったらちょっと落ち着く?かなあ(笑)5月に読んだ本でもちらほら。
メルカトル/長野まゆみ
あれ!?ちゃんとお話になってる!みたいな(笑)そしてちゃんと男女!そこに一番おどろきました。また主人公とだれか(なんでも食べちゃう少年あたり)がどうにかなるものかと思ってました。でも主人公はやっぱりもてもてだったな!
空飛ぶタイヤ(上)(下)/池井戸潤
友達にいきなり貸されてわけもわからず読み始めたら意外と面白かったという(笑)めっさ企業小説でした。考えてみたらわたし企業小説って読んだことなかったんだな~。しかもクルマ…クルマって!整備会社って!いつも読んでる警察がどーのこーの国際謀略がどーのなんていうクール!な感じではもちろんなくて、泥臭い!でした。うん、泥臭かった。庶民的だった。途中であーもーとか思わなかったわけではないですが、最後もういいだろってくらい大団円になるので(笑)読後感はすごく良かったです。すっきり。ただ、途中の主人公の息子の学校でのトラブル~PTAとのごたごたっていうパートはなくても良かったんじゃ…と思わなくも無いな。なんかものすごく学校・親・子供の苦悩っていうスクールドラマで、このタイヤの話と一緒になってるのにちょっと違和感!無理やり詰め込んだよ的なね。
あ、個人的に刑事のコンビが好きでした。会議中に、上司のキレた気配が伝わってきて部下がざわ…ってなってるとことか。上司の頭にくるポイントを部下がわかってるっていうのがね、いいと思います。あと親友の記者に自社の機密情報リークしちゃう銀行員もおいしかったです。お前ら仲良しだな!
未完成/古処誠二
初古処さん。たまたま実家にあったのでお持ち帰りしたんだけど、シリーズ二作目かよ!!朝香さんと野上さんの出会いとかちょっと見たかったです。一作目借りてこよう。
戦中戦後の日本兵とか、現在の自衛隊とかを題材にした話をけっこう書いてるひとなんだなー。「未完成」は本格らしいですよ。本格…?でもミステリにしては地味だったしまあ本格なんだろうな。最後の謎が解けたときのカタルシスといったらもう。久しぶりに本格モノで「ああ!なるほど!!」って思いました。これは面白かったです。
つーか何も考えずに読んでたんですが、これ野上22歳、朝香27歳ってちょっと待て!探偵と助手にしちゃ若すぎない?青春ミステリでもないだろうし、若いだろ!!と思ってしまったのは私だけなんだろうか。だろうな。でもこの謎の複雑さからいくと、27歳朝香ニ尉がこんなに推理できるなんてまじすげーとしか言えんのですがw
あ、地下での「あれ、親父です…」のシーンはちょっとぐっときた。朝香の「わかってる」も。
風呂場で朝香の一物をみて野上が劣等感みたいなのを抱くシーンで、ああ、やっぱり書いてるの男の人なんだなあって思いました(笑)
龍宮/川上弘美
ほわって!ほわって感じの小説。読んだのずいぶん前なのであんまり詳しいこと言えないんですけど…。あ、途中で、ん?おかしいぞ?って思って裏のあらすじ見たら「異形の者たちが紡ぐ物語」ってあって、異形モノ!!と唖然とした覚えがあります。これだからあらすじ読まないと。
「北斎」で出てきた男の人がみごとにだめだめのふらふらだったり、「轟」では不意打ちで男の子(?)ふたりの友情にきゅんとしたり、「島崎」では「先祖」がすてきなおじさますぎて身悶えたり、なんだかんだで楽しみました。
そうそう、先祖がすごく素敵だったんだ。この場を借りて言いますが、物腰やわらかな、頭がいい、人生の教訓とかを優しく語ってくれるような、それでちょっと刹那的なおじさまが大好きです。本当に好きです。革命シリーズでいうと大川とか、大川がわかる方はもう「あーそういうタイプね」って分かっていただけると思うんですが、ん~他だと誰がいんのかなー。あ、RIKOシリーズの麻生とかね。…なんだろうこの狭い範囲でしか例を出せない情けなさ(笑)伊坂さんが良く出してくる「いいお父さん」タイプのキャラがちょっと近いかもしれない。かな…?
ここんとこカチっとした小説ばっか読んでるのでほわっとした小説が読みたいです。純文学ほど考えさせられなくていいので(笑)
メルカトル/長野まゆみ
あれ!?ちゃんとお話になってる!みたいな(笑)そしてちゃんと男女!そこに一番おどろきました。また主人公とだれか(なんでも食べちゃう少年あたり)がどうにかなるものかと思ってました。でも主人公はやっぱりもてもてだったな!
空飛ぶタイヤ(上)(下)/池井戸潤
友達にいきなり貸されてわけもわからず読み始めたら意外と面白かったという(笑)めっさ企業小説でした。考えてみたらわたし企業小説って読んだことなかったんだな~。しかもクルマ…クルマって!整備会社って!いつも読んでる警察がどーのこーの国際謀略がどーのなんていうクール!な感じではもちろんなくて、泥臭い!でした。うん、泥臭かった。庶民的だった。途中であーもーとか思わなかったわけではないですが、最後もういいだろってくらい大団円になるので(笑)読後感はすごく良かったです。すっきり。ただ、途中の主人公の息子の学校でのトラブル~PTAとのごたごたっていうパートはなくても良かったんじゃ…と思わなくも無いな。なんかものすごく学校・親・子供の苦悩っていうスクールドラマで、このタイヤの話と一緒になってるのにちょっと違和感!無理やり詰め込んだよ的なね。
あ、個人的に刑事のコンビが好きでした。会議中に、上司のキレた気配が伝わってきて部下がざわ…ってなってるとことか。上司の頭にくるポイントを部下がわかってるっていうのがね、いいと思います。あと親友の記者に自社の機密情報リークしちゃう銀行員もおいしかったです。お前ら仲良しだな!
未完成/古処誠二
初古処さん。たまたま実家にあったのでお持ち帰りしたんだけど、シリーズ二作目かよ!!朝香さんと野上さんの出会いとかちょっと見たかったです。一作目借りてこよう。
戦中戦後の日本兵とか、現在の自衛隊とかを題材にした話をけっこう書いてるひとなんだなー。「未完成」は本格らしいですよ。本格…?でもミステリにしては地味だったしまあ本格なんだろうな。最後の謎が解けたときのカタルシスといったらもう。久しぶりに本格モノで「ああ!なるほど!!」って思いました。これは面白かったです。
つーか何も考えずに読んでたんですが、これ野上22歳、朝香27歳ってちょっと待て!探偵と助手にしちゃ若すぎない?青春ミステリでもないだろうし、若いだろ!!と思ってしまったのは私だけなんだろうか。だろうな。でもこの謎の複雑さからいくと、27歳朝香ニ尉がこんなに推理できるなんてまじすげーとしか言えんのですがw
あ、地下での「あれ、親父です…」のシーンはちょっとぐっときた。朝香の「わかってる」も。
風呂場で朝香の一物をみて野上が劣等感みたいなのを抱くシーンで、ああ、やっぱり書いてるの男の人なんだなあって思いました(笑)
龍宮/川上弘美
ほわって!ほわって感じの小説。読んだのずいぶん前なのであんまり詳しいこと言えないんですけど…。あ、途中で、ん?おかしいぞ?って思って裏のあらすじ見たら「異形の者たちが紡ぐ物語」ってあって、異形モノ!!と唖然とした覚えがあります。これだからあらすじ読まないと。
「北斎」で出てきた男の人がみごとにだめだめのふらふらだったり、「轟」では不意打ちで男の子(?)ふたりの友情にきゅんとしたり、「島崎」では「先祖」がすてきなおじさますぎて身悶えたり、なんだかんだで楽しみました。
そうそう、先祖がすごく素敵だったんだ。この場を借りて言いますが、物腰やわらかな、頭がいい、人生の教訓とかを優しく語ってくれるような、それでちょっと刹那的なおじさまが大好きです。本当に好きです。革命シリーズでいうと大川とか、大川がわかる方はもう「あーそういうタイプね」って分かっていただけると思うんですが、ん~他だと誰がいんのかなー。あ、RIKOシリーズの麻生とかね。…なんだろうこの狭い範囲でしか例を出せない情けなさ(笑)伊坂さんが良く出してくる「いいお父さん」タイプのキャラがちょっと近いかもしれない。かな…?
ここんとこカチっとした小説ばっか読んでるのでほわっとした小説が読みたいです。純文学ほど考えさせられなくていいので(笑)
PR
この記事にコメントする