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ちゃんと今日も目が覚めたのは 君と笑うためなんだよ
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ゆっくりさよならをとなえる/川上弘美

実はエッセイは小学校のころに読みまくってたさくらももこ以来…。なんかそんなに興味なかったんだよね。でも友達が相当な川上弘美好きで、しかもこれからハマったということで借りてみました。とりあえず川上さんが本と食べ物が大好きだということはよくわかった(笑)ほとんど食べ物とか本の話しかしてなかったよねwでもスパゲッティナポリタンの話を読んでさっそく夕飯をナポリタンにしてしまうあたり読者への影響力は強いということか。トマトソースかケチャップかの違いなのに全く別物になるんですねー。と今更関心してみたり。ミートソースだのトマトソースだのナポリタンだのあのへんの赤っぽいパスタは全部ひっくるめて考えていたことを思い知らされました^^なんかあったかくて読んでて飽きなかったなー。優雅に暇つぶししたい時におすすめ(笑)友達の家を尋ねたら最寄りの駅までその友達の彼氏が迎えにきたとかは、なんぞそのフリーダムwwとか突っ込んだりもして。あと改めて作家って明らかに読む本の量が違うんだなーと驚きました。さりげなく寝る前に4冊読むとか…。桜庭さんも一日に2冊が日常とか言ってたのを思い出して、彼らの読書スピードは一体なんなんだと。そして川上さんの読書傾向もなんとなくつかめた(笑)3部の、小説の引用をもってきつつ雑文みたいなのはすごく面白かったなー。全編そういうエッセイなら喜んで読む読む^^これは多分表題作がキモなんだと思ってたのでトリを読むときには「その手に乗るもんか」と謎の気合いを入れてかかったわけですがその甲斐もなくあっさりしてやられました。川上さん憎いよ…!若干気取りすぎ…な感じもあるにはあるんですが表題作の締めはぜひ一読して欲しいな。じーんとなる、ホントに。

あと読んでいてたまに思ったんですが川上さん、なんかたまに精神年齢が中高生だよね。ほほえましいバカっぽさというか。まぁわたしが言えたモンじゃないんですけど。あのへんの年代の女の人に独特なテンションが伝わってきました。これ読んでて、そういえば女性作家さんって文章読んだ限りでそのタイプをカテゴライズすると3つくらいに分けられるなーとよくわからないことを考えました。川上さんはお花っぽいし、たとえば恩田さんはヲタクっぽいし、五條さんは粘着質だし、、あれ3つじゃ足らないな(笑)自分でも何言ってるのかわからなくなってきたのでまとめてくる、まとまったら何か書く。とりあえず川上さんは友人宅にある程度揃ってるようなので小説も読んでみようかな。
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精霊の守り人/上橋菜穂子

春くらいに勧められてアニメを観てました。チャグムがかわいすぎて…!EDが素晴らしいんですよ本当に。そしてたまたま友達が持ってるよというので借りてそれが5月くらいで、すみませんずっと積んでました^^
でもアニメの内容はほとんど忘れてたんで退屈することなく読めました。しかし児童文学で国内ファンタジー…実際このジャンルは初めてかもしれないわたし。すごく新鮮でした。最初のヨゴ王国の歴史とかそういう事務的な説明をテラ集中しなければ読めなかったあたりやっぱりまだファンタジー脳じゃないな。中盤すぎるまでは何というでもなく読んでたんですが、バルサが昔話始めたあたりで泣いたのでモチベーションが上がりました。

「不幸がいくら、幸福がいくら、そんなふうに考えるのはやめようぜ」

(;ω;)ぶわぁ 損得で何でも考えちゃって、ちょっと身動き取れなくなってるようなときに読むと心に半端なく響くと思うよ…!実際わたしがそうでした。
(以下ずっとアニメとの比較みたいな話しかできないので先に謝っときます。すみません)
シュガハタチ…ですって!!?アニメのビジュアルで追っていく気満々だったのでその乖離に戸惑いました。あれは二十歳じゃないだろう…。わたしだったらたぶん白髪セミロングのちょっと野性的な感じの老成した青年にしてるなぁ…と読みながら思ってました。ていうか彼はやたらとアニメでは出張ってて、タンダともバルサともニアミスどころかおもくそ絡んでいたので原作でのあまりの空気ぶりに思わず萌えました。こいつ内容補完しかしてないじゃん…!!大好きだ!!でもアニメ観てなくてもわたしはシュガが好きになったと思います。そしてジンもかっこよかったですねー。アニメよりいいとこ取りだったような気が。タンダとがっつりフラグを立ててくれてありがとうございます^^^あ、ちょっとこのひとたちファンタジー世界にいるのにニュンガロイムをイソギンチャクに例えられるんだと思いました。なんていうかイソギンチャクだけ浮いてたよね。と思うのはわたしだけだろうか…。もうひとつ気になったのがちょこちょこ入る神の視点的モノローグかな。物語の臨場感を楽しみたいので「これが後に大変なことになるのだった…」云々を入れられてしまうとしょぼんぬします。あ、それでなんでニュンガロイムの話をしたかというと、アニメのニュンガロイムの気持ち悪さが本当に秀逸だったなと思ったからです。思わず見返しちゃったよアニメ。なんであんなに気持ち悪くしたんだろう…子供たち夢に出ちゃうよ。チャグム卵うみつけられる→ニュンガロイムに襲われる→チャグム卵吐き出す→ナージ拾っていく のクライマックスが、アニメだと盛り上がりつつもぶっちゃけ何がどうなのかわかってなかった(…)のが原作を読んで完全に理解しました。いろんな生物たちの相関関係がわかってなかったのかな。そしてところどころ伏線も貼ってあったんですね…!軽くカタルシスを感じることができました。ラストは本当に良かったです。「あばれなくていいよ」で再び涙腺が崩壊しました。アニメでも泣いたけど原作でも泣かされようとは…。バルサとチャグムの信頼関係もいいし、バルサとタンダの関係もいいです。「だいじなときに余計なこと考えさせるんじゃないよ」云々のところではなんだかんだいって恋愛してるじゃない!と悶えてました。バルサはタンダが好きすぎるよね…!と原作で萌えたあとアニメの必死な「タンダァー!!」という叫びを聞いてわたしは禿げました^^
精霊だけでいいかなと思っていたのがいまでは続きもがっつり読む気満々です^^でも精霊のラストで盛り上がったせいで余計な期待ばかり膨らんでいく自分が心配だ。今後シュガの出番はあるんですか?チャグムと狩人たちの主従関係萌えはありますか?などなど。

そういえば雑誌のほうでジンを主人公にしたスピンオフなんてやってたんですね…!やっぱり人気が出たからなんだろうな^^アニメでのジン→チャグムはたまんなかったからね!!!
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